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社長コラム「経営理念」

目次

初夏の候、貴社ますますご盛栄のこととお慶び申し上げます。平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

また弊社WEBサイトよりサービスへの取り組み事例等をご高覧いただき、重ねて御礼申し上げます。

前回のコラムでは“私たちは「心から安心できる世界を創造する」を理念とした「セキュリティのプロフェッショナル集団」であること”をお伝えさせていただきました。

前回のコラム 社長コラムはじめました。

 

経営理念

今回は我が社の経営理念のお話をさせていただきます。

私、八下田達哉は2010年1月に創業社長である八下田邦夫の2代目として代表に就任しました。

リーマンショックの影響でお客様の業績が思わしくない中で、その年の8月、売上の80%を超える1つの警備契約が解除になるという大きな苦難が訪れました。

和気藹々としていた社風が一転しました。50名の社員さんを失うことになりました。

残った10名の社員さんも不安の渦中におりました。このまま会社を失うわけにはいかない。

私の心には「何とかして復活させてやる」という熱い念いが沸いてきました。

 

そして経営者団体に属し先輩から指導を受けたり、様々な研修を受けたりしながら、経営者としての学びを始めました。

その中で自社の経営理念の必要性を実感し、経営理念を創ることにしました。

当時の警備同業他社様を見ると「安全・安心」を理念で謳っておきながら、社員さんの教育をしない、社会保険に入れない、そして信じられないほど値段を下げて仕事を取る。その様な会社が多くあった印象がありました。

それでは経営理念は絵に描いた餅。

経営理念は実際の経営に反映されることなく、自己中心的な経営に走る会社が少なくない事に愕然としました。

私には社員さんを失った大きな苦しみがある。

だから社員さんの雇用を、生活を守れる会社にしたい。 社員さんの雇用を守り育てることができるからこそ、お客様の、世界の安全・安心を守ることができる。

私はそのような会社にしたいと強く願っておりました。

 

一方で時代もスピーディーに変化・進化し続けています。

昭和47年に生まれた警備業法の範囲内では、次々と生まれてくる社会不安に対応しきれない。

その様な警備業界の課題も感じておりました。 その様な観点から「心から安心できる世界を創造する」という経営理念が生まれました。

私たちはお客様に「心からの安心」を得ていただく為に、「信頼に値する安全の確保」に全力で取り組んでまいります。

また警備業界の固定観念に捕らわれることなく、時代の変化・進化に応じた商品サービスの研究開発を行い、「心から安心できる世界の創造」に全力でチャレンジし続けてまいります。

ご不安な点がありましたら、何なりとご相談いただければと思います。

 

株式会社カルテック
代表取締役 八下田達哉