2021年10月、株式会社カルテックから警備員を派遣させていただいている施設敷地内で不審者による被害が発生しました。
施設に勤務するカルテック警備隊、隊長が事件解決に貢献しましたのでご報告いたします。
この事件を警備員教育に活用し、更なる警備員の資質向上を目指していきたいと考えております。
事件の経緯
【2021年10月12日】
カルテックが駐在している施設敷地内で不審な男が目撃されました。 警備員が敷地内を臨時巡回。不審者は見つかりませんでした。 |
【2021年10月13日】
同じく敷地内で不審な男が施設利用者へ声掛けする事件が発生。 被害を受けた利用者が守衛所へ駆け付け警備員へ報告。 その後、警備員が巡回していると奇声を上げながら歩いている不審な男を発見。 男は警備員に気付くと逃走しました。 |
【2021年10月14日】
早朝、施設敷地内で施設利用者が不審な男に追いかけられる事件が発生。 警備隊と施設職員で協議を行い、何かあれば即110番することになりました。 |
【2021年10月19日】
早朝、施設敷地内で施設利用者が不審な男に触られる事件が発生。 被害者は守衛所に報告。警備隊長が現場に急行するも不審者は見つかりませんでした。 その後、施設職員と協議し110番通報。 警察官が駆け付け、現場にて事情聴取を実施しました。 その途中、不審な男が現場付近に現れ、警備員と目が合うと逃走。 警備員と警察官が急いで追走し、警察官が身柄を確保し職務質問。 不審な男が犯行を自供したため警察署へ連行されました。 |
事件解決に貢献した警備隊長のコメント
Q 事件へ対応した当事者として、当日の様子を教えてください。
最初に不審な男が目撃されてから施設敷地内での警戒態勢を整えていました。
定時巡回に加えて、特別巡回を実施することにより不審者へのけん制と事件の早期発見を心がけていました。
10月19日当日は、自分が守衛所にて待機している時、施設利用者が慌てた様子で駆け込んできたので緊張が走りました。
すぐ不審者の身体的な特徴を聞き取り、施設職員様と連携して110番通報を行いました。
通報3分後には警察官が到着し、事情聴取と現場状況確認中に、不審者が現れました。
警察官から『犯人は現場に戻る』と言われたこともあり、まさしくその通りでした。
不審者と目が合うと逃走したため、急いで追いかけました。
近隣をパトロール中の警察官が男を確保。無事に事件が解決しました。
犯人が早期に発見されて本当に良かったです。
Q 事件対応中はどのような心境でしたか?
一連の事件に対応している間は、常に時計を見て時間と状況の確認に努めました。
警備員の第一の職務は施設利用者の生命、身体、財産を守ることです。
利用者の安全を守ることしか頭になかったですね。
Q 施設警備の講習講師という立場から、今回の事件を教育にどのように活かしていきたいですか?
私は、施設警備の資格取得講習で講師を務めています。
実際に教壇で警備員へ指導している内容が現実に起きたので、体がすぐに反応しました。
教本に書いてある「不審者事案への対応」の流れが浮かび、冷静に対応できました。
今回のような事件は、いつ発生するか分かりません。
講習受講者へ向けて、警備員は犯罪に一番近い所に位置している意識を持って教育を実務に生かすことを啓蒙していきたいと考えています。
事件解決に貢献した警備隊長
中山 敏広 警備隊長
[保有資格]
・特別講習施設警備業務2級講師
・警備員指導教育責任者1号
・施設警備業務2級
・交通誘導警備業務2級
・雑踏警備業務2級
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