皆様、施設警備と聞くとどのような業務をイメージされますか?
ショッピングモールやオフィスビルで制服を着た警備員が巡回している姿や、入り口で受付業務を行っている場面を思い浮かべる方も多いかもしれません。
施設警備は、施設内の安全と秩序を維持し、トラブルを未然に解決するためには不可欠な業務です。
今回は、施設警備の主な業務内容をご紹介します。
出入管理
出入管理は、不審者が施設に入ってこないように、施設を利用する方や車両の出入りを管理する業務です。
受付や入り口に警備員が常駐し、入館証を確認したり、入館証をお持ちでない方の場合には身分証明書を確認し、氏名や入館時間を記入していただきます。
特にオフィスビルや工場など、外部の立ち入りを制限する必要がある施設では、セキュリティを確保するための重要な役割を果たします。
巡回警備
巡回警備は、施設内を定期的に巡回し、異常がないかを確認する業務です。
不審者の侵入、設備の異常、火災などが発生していないかを監視し、事故やトラブルを未然に防ぎます。
警備員は、施設の構造、レイアウト、危険箇所を把握し、トラブルが発生した際には、状況に応じて迅速に対応する判断力が求められます。
機械警備
機械警備は、施設内に設置された監視カメラやセンサーなどのセキュリティシステムを活用し、不審者の侵入や設備の異常などが起こっていないか監視する業務です。
警備員は、モニター室で映像を確認したり、警報が作動した際に現場に急行して状況を確認します。
高度な防犯システムと連携することで、施設全体の安全性を向上させることができます。
防災への対策
施設警備では、火災や地震、大雨などの災害が起こった際に、それらの被害を最小限にするべく初動対応を行うことも重要な業務です。
災害が起こった際には、すぐに状況を確認し、施設の責任者に状況を報告します。
また、施設に誰かが残っている場合には、速やかに避難できるよう、誘導を行います。
負傷者への対応
大型の商業施設やスポーツ施設、学校などで負傷者や体調不良の方が出た際にも、迅速に警備員が対応いたします。
症状が軽症であれば、その場で手当てをしたり、医務室に移動していただくこともあります。
重症であれば救急車を呼んで、救急車がスムーズに入ってこられるよう誘導を行います。
これらは、警備業の本来の業務ではありませんが、状況に応じてこれらのトラブルに対応する必要があります。
まとめ
施設警備には、出入管理、巡回警備、機械警備、防災対応、負傷者への対応など多岐にわたる業務があり、それぞれの業務に応じて専門的なスキルや知識が必要になります。
また、警備員は定期的に教育、指導を受け、施設警備の質を高めていくことも重要になります。
弊社カルテックでは、30年以上施設警備に携わっています。
施設警備に関するご相談がございましたら、お気軽にお問い合わせください。