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大型商業施設で施設警備を効果的に行う6つのポイント

大型商業施設で施設警備を効果的に行う6つのポイント

目次

大型商業施設における施設警備には、一般的なオフィスビルや工場とは異なる特有の特徴があります。不特定多数のお客様が絶えず出入りし、週末には大勢の方が訪れるので、画一的な施設警備のやり方だけでは十分な安全確保ができません。
お客様に安心してお買い物やお食事を楽しんでいただけるようにするには、商業施設で警備を行う際のポイントをよく理解し、それに対応した警備体制を構築することが不可欠です。
30年以上の施設警備の経験を持つ弊社の知識と実績を基に、大型商業施設で効果的な施設警備を行うための6つのポイントをご紹介いたします。
 
 

駐車場の誘導と安全管理

商業施設では、特に混雑時における駐車場の車両誘導が重要な役割となります。週末や祝日、セール開催時には、駐車場の出入り口に渋滞が発生しやすくなるので、適切な誘導と案内により、お客様がスムーズに駐車できるようサポートすることが求められます。
駐車場内での車両同士の接触事故や、歩行者と車両の接触事故を防ぐための的確な誘導も必要です。
また、大型商業施設の駐車場は非常に広いため、車上荒らしや盗難などが発生する可能性があります。不審者がいないか監視することも重要な業務となります。

駐車場の誘導と安全管理
 

迷子や急病人への迅速な対応

大型商業施設では、子どもの迷子や高齢者の体調不良など、緊急性の高いトラブルが日常的に発生します。警備員は施設内を巡回しながら、困っている様子のお客様がいないか常に注意を払い、異常があった場合には積極的に声かけをし、適切なサポートをすることが大切です。
迷子が発生した場合は、施設スタッフと連携し、館内放送などを活用して保護者を探します。
また、急病人などが発生した場合には、救急車の要請や、救急車両が施設内の適切な場所までスムーズに進入できるよう誘導することも重要になります。
施設管理者や店舗責任者と連携を密にし、組織的な体制を確保することが重要です。

迷子や急病人への迅速な対応
 

不審者への対応

商業施設の施設警備では、不審な行動をする方がいないか注意深く観察することが重要です。挙動不審な様子が見られる場合には、警備室や防災センターへ速やかに連絡し、適切な対応を行うことが求められます。
ただ、過度に威圧的な態度をとることは、一般のお客様に不快感を与えてしまうため、適度な距離感を保ちながら自然な形で監視を行うことが大切です。
また、過去の事件・事故を参考に、トラブルを未然に防ぐ警備計画を立てることも重要です。

不審者への対応
 

イベント開催時の警備体制強化

大型商業施設では、週末や祝日にさまざまなイベントが開催されることがあります。ステージイベント、キャラクターショー、セールなどが行われる際には、通常の何倍もの人が特定のエリアに集中し、混雑しやすくなります。
事前にイベントの内容や予想来場者数を把握し、あまりにも多くのお客様が集まる場合には、警備員の配置人数を増やすなど、通常時とは異なる警備体制を組むことが重要になります。
また、イベント会場への動線確保、立ち見客の整理、小さな子どもが前列で見られるような配慮など、安全管理とお客様満足度の両立を図る必要もあります。
イベント終了後の混雑緩和や、忘れ物の確認なども含めた総合的な対応が求められます。

イベント開催時の警備体制強化
 

災害・緊急時の避難誘導体制

地震、火災、不審物発見など、緊急事態が発生した際には、多くのお客様を安全に避難誘導することが警備員の最も重要な業務となります。
緊急時にはパニックによる二次被害も懸念されるので、警備員は日頃から避難経路や非常口の位置を把握し、定期的な避難訓練に参加することで、いざという時に冷静かつ迅速な誘導ができる準備を整えておく必要があります。
また、車椅子利用者や高齢者、小さな子ども連れのご家族など、避難に支援が必要な方々への配慮も忘れてはなりません。緊急時こそ、警備員の専門性と訓練の成果が試される場面です。

災害・緊急時の避難誘導体制
 

混雑時の出入口付近における適切な動線管理

大型商業施設では複数の出入口が存在し、時間帯などにより人の流れが大きく変動します。特にセール開催時の開店直後には、出入口付近に多数のお客様が集中し、トラブルが発生するリスクが高まります。
警備員は開店前から出入口付近において、お客様の安全を確保しながら秩序ある入場をしていただけるよう事前に準備しておく必要があります。積極的な声かけを行い、人の滞留を防ぎ、スムーズに入場してもらえるよう誘導を行います。

混雑時の出入口付近における適切な動線管理
 

まとめ

大型商業施設における施設警備は、多様なお客様への対応、広大な敷地の警備、そして日々変化する状況への柔軟な対応など、さまざまな能力が求められます。
警備員一人ひとりがこれらのポイントを理解し、高い意識を持って業務にあたることで、お客様が安心してお買い物やお食事を楽しめるようになります。
弊社カルテックでは、30年以上にわたりさまざまな施設警備に携わり、豊富な経験と実績を積み重ねてまいりました。
大型商業施設の警備に関するご相談は、どうぞお気軽に弊社までお問い合わせください

 
 

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