道路工事のほか、除草作業や中央分離帯の植木の刈込など、様々な場面で車線規制は行われます。
交通誘導の警備員が正しく車線規制を行うことで、車の通行も円滑になり、歩行者の安全も確保できます。
30年以上警備業務に携わってきた弊社の経験をもとに、車線規制を適切に行うための6つのポイントをご紹介いたします。
規制区間・看板配置の計画
ドライバーが余裕をもって車線変更が行えるように、車線規制を行うエリアを確定したら、それをもとに誘導看板やカラーコーンを配置していきます。
規制開始地点の手前には予告看板を設置し、ドライバーに早めに気づいてもらうことで、余裕を持った車線変更を促し、急な進路変更によるトラブルを防止できます。
道路の状況や周辺施設の出入口なども考慮しながら、無理のない誘導ルートを設計することがポイントになります。

見通しの悪い場所での特別な配慮
曲がり角やアンダーパス付近など、視界が悪くなる場所は注意が必要です。
このような場所は、ドライバーが十分な減速や心構えをする前に規制区間へ進入してしまう危険性が高く、事故につながりやすいポイントでもあります。
また、このような場所では、ドライバーの目に誘導看板が突然入ってくるので、それにより慌ててしまいハンドル操作のミスを起こすことも考えられます。
曲がり角やアンダーパスの規制区間の手前に、できるだけ余裕を持って予告看板を設置したり、視認性の高い回転灯を使用したりするなど、安全対策を強化することが必要です。

警備員自身の安全確保
車線規制においても、誘導にあたる警備員自身の安全も確保できるようにする必要があります。
立ち位置は車両の走行ラインから十分な距離を確保し、カラーコーンなどで区切られた安全な場所で誘導を行うことが基本です。
万が一、車両が異常接近してきた際にどのように行動するかを事前に検討しておくことも重要です。

作業の進行に合わせた規制区間の移動
中央分離帯の植栽の剪定作業など、作業の進行に応じて規制区間を少しずつ移動する現場もあります。
このような場合、区間を移動するたびに看板やカラーコーンの再配置、警備員の立ち位置の見直しが必要になります。移動のタイミングや手順を事前にしっかり計画しておくことが求められます。
移動のたびに周囲の交通状況を再確認し、ドライバーが早めに車線規制があることを認識できるようにすることが重要です。

雨天時の対応
雨の日は路面が滑りやすくなるだけでなく、ドライバーの視界も悪化するため、通常よりも慎重な誘導が求められます。
警備員自身もカッパなどの雨具を着用し、誘導棒や合図がドライバーからしっかり見えるよう、より大きく分かりやすい動作を心がける必要があります。
また、視界不良を考慮し、予告看板をいつもより手前に設置するなどの対応も必要です。

夜間の対応
夜間の車線規制では、暗闇の中でもドライバーから警備員や規制区間がはっきりと認識できるようにすることが最優先です。
反射材付きのベストや光る誘導棒、投光器などを活用し、規制区間全体の視認性を高める工夫が欠かせません。
街灯がないところでは、昼間とは見え方が大きく変わることもあるので、事前に照明などがあるか確認しておくことも重要なポイントです。

まとめ
車線規制では、車の通行を円滑に保ちながらも、道路で作業する方や歩行者の安全を確保することが求められます。
現場の特性や天候、時間帯といった条件を的確に見極め、状況に応じた適切な対応をすることで、現場の安全を確保することができます。
弊社カルテックでは、30年以上にわたり警備業務に携わって参りました。車線規制に関するご相談は、どうぞお気軽に弊社までお問い合わせください。