1.光が要らない?無光触媒の仕組み
で紹介した「無光触媒」について、詳しく解説していきます。
せっかく光触媒コーティングをしても、
光が当たらなかったら意味がないの?
と、がっかりする前にこのコラムを読んでほしいです!
光が当たらない場所で効果が弱い光触媒…。
光触媒のデメリットを解消する秘策があるんです。
それは、光が弱い場所でも光触媒コーティングと同等の効果を発揮する施工方法「無光触媒コーティング」!
名前からすると、光触媒じゃないよね?
なんて感じるかもしれませんが、その特徴をよく読んでいただければ分かります。
余談ですが名前の矛盾といえば思い出す…
体全体にトゲがある虫「トゲトゲ」(トゲハムシ)
トゲが無いけどトゲトゲの仲間だから「トゲナシ トゲトゲ」(トゲナシトゲハムシ)
トゲがあっても無くても、トゲトゲ
「トゲアリ トゲナシ トゲトゲ」という、もはやトゲの有無がよく分からない虫もいるとか、いないとか。
それはさておき、
光の力で抗菌する「光触媒」
光が要らないけど光触媒の仲間だから「無光触媒」
その謎を解明していきましょう。
無光触媒の仕組みを一言で言うと、
光が無くても、常温なら効果を発揮するように開発された光触媒です。
詳しく説明すると、
酸化反応と還元反応を1つの触媒内で行うことにより、
外部から近づいた臭い成分や各種菌類等を酸化還元分解して、消臭、抗菌機能を発揮します。
触媒内での電荷の移動に基づく酸化還元反応により、触媒に触れた物質を分解するので、光や水の存在と言った環境条件に左右されることがありません。
光エネルギーを必要とせず温度エネルギー(常温)で酸化、還元作用による分解能により、光が弱い場所や暗い場所での抗菌、カビの発生、臭いを抑えることができる安全、無害な触媒です。
いつの時代も、デメリットを解決するハイブリッドなサービスが登場します。
車に例えると、ガソリンと電気を組み合わせたハイブリッドカーみたいですね。
2.無光触媒コーティング4つの効果
さて、ハイブリッドな無光触媒には4つの効果があります。
効果❶ 消臭
室内の壁や天井、絨毯、家具などにコーティングすることにより、
空気中のホルムアルデヒドやアセトアルデヒドなどの悪臭やタバコ臭、ペット臭、トイレ、下駄箱の悪臭成分を分解、除去します。その効果は、光が無くても24時間働き続け半永久的。
効果❷ 抗菌
病院や室内の壁、天井、トイレ、ベッドなどの空気や人の手に触れるところの様々な雑菌、細菌、病原菌を抗菌分解します。抗菌と同時に死骸から発生する毒素までも分解しますので安心です。
効果❸ 防汚
建築物の外壁、看板、高速道路施設やその周辺に付着する汚れの主成分は約60%が車の排気ガスや摩耗したタイヤ粉塵に含まれる油分。それらの汚染物質が付着して頑固な汚れとして壁面に固着しています。
無光触媒コーティングをすることで汚れを分解し、親水効果で汚れが雨で流されるセルフクリーニング機能によって汚れない綺麗な外壁、ガラス、看板を実現。
効果❹ 有害ガスの分解
室内空気中の有害ガス、ホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、カビ、ダニなどのシックハウスを分解、除去することができます。
3.光が要らないからできる!防カビ、防藻
カビや藻が生えるところは一般的に光が弱い場所や湿気の多い場所。
新築時に無光触媒コーティングをすれば、それらのカビ、藻を分解除去します。
すでにカビや藻が生えている壁面には殺藻剤を塗布して、高圧洗浄を行い無光触媒コーティングをすればきれいになります。
ただし、水分を含みやすい凸凹の多い壁材で周りに樹木や畑が多くある場合は期待に沿えない場合があります。
4.無光触媒コーティングの簡単お手入れ
無光触媒コーティングの抗菌効果は、塗布した場所を移動したり放置したりしない限り半永久的に続きます。
しかし、お手入れは必要です。
室内の内装では、埃や汚れに埋もれないように水洗いが不可欠。
中性洗剤を柔らかなスポンジやタオルに付けて軽く拭きます。
研磨剤の入ったスポンジでこすると、傷や触媒効果が低下するのでご注意ください。
ちなみに、コーティングされているお菓子と言えば
「アーモンドチョコ」
子どもから大人まで人気のおやつ。
このコラムを書いている時も、デスクの上には「アーモンドチョコ」。
みなさんは、チョコレートのコーティングを口の中で溶かしてから食べる派ですか?
気にせず丸ごとカリっと食べる派ですか?
私は、気分によって変える派です^^
5.最強タッグ?おすすめの室内ウイルス対策
続いて、アーモンドチョコの作り方を説明…しません(笑)
今度は、愛車のワックスがけを思い出してください。
仮に今の愛車が、このような状態だとイメージしてください。
スキー場から帰った翌日のような汚れっぷりですね。
汚れた状態で、いきなりワックスはかけませんよね?
まずは洗車をして汚れを落とすと思います。
きれいに汚れを落としてから、ワックスをかけてコーティング。
コーティングの方法は、スプレーワックスや半練りワックス、固形ワックスなど様々。
この洗車を消毒と考えてください。
細菌やウイルス、カビなど見えない汚れが付いている室内。
抗菌コーティングをする前に、まずは消毒をして汚れをきれいに落とします。
きれいになったら、抗菌コーティング。
この消毒も沢山の方法があります。
・消毒液をスプレーで拭き掛けて、乾いた布で拭き取る方法
・乾いた布に消毒液をしみ込ませて、拭き上げる方法
・スプレーガンで消毒液を噴霧する方法
・加湿器のような機械で消毒液を噴霧する方法
それぞれにメリット・デメリットがあります。
弊社は、メリット・デメリットを比べた中で「ドライミスト噴霧による消毒方法」を選びました。
ドライミストの粒子の大きさは、10μm(マイクロメートル)。
1mmの1/1000です。
消毒液を10μmという非常に小さい粒子に変えて、室内に噴霧。
部屋の隅々まで殺菌消毒できます。
ドライミスト噴霧で部屋の隅々まで殺菌消毒した後に
無光触媒コーティングを行ってウイルスの増加を抑える。
これが最強タッグではないでしょうか。
弊社は、最強ダッグを取り入れております。
お気軽にお問い合わせください。
ドライミスト噴霧で使用する消毒液「過酸化水素」については、こちら。