除菌消毒コラム:教えて!光触媒&抗菌コーティング

このコラムの目次

1.教えて!光触媒&抗菌コーティング


「光触媒は、新型コロナウイルス対策に効果がある」

と言われ、注目が集まっていますが本当でしょうか?

 

とはいえ、

・光触媒と抗菌コーティングって何が違うの?

・そもそも光触媒ってなに?

という方も多いと思います。

 

言葉だけ聞くと、イメージしにくいですよね。

「全部怪しい…何を信じたらいいか分からない!」と、

混乱したり、疑心暗鬼になってしまったりするかもしれません。

 

この除菌消毒コラムでは、光触媒や抗菌コーティングに関するお悩みを

新型コロナ消毒サービスを行っている弊社の観点から解決します。

 

具体的には、

・抗菌コーティングの仕組み

・光触媒の仕組みと5つの効果

・新型コロナウイルスに対する光触媒の効果

・光触媒コーティングのメリット&デメリット

について分かりやすくポイントをしぼって解説していきます。

 

光触媒や抗菌コーティングについてのモヤモヤが、スッキリすると思いますので、ご一読ください!

 

 

2.抗菌コーティングの仕組み


まずは、光触媒と抗菌コーティングって何が違うの?

という疑問から解決してきましょう。

 

光触媒と抗菌コーティングの違いを図にしてみました。

光触媒は、抗菌コーティングの一部。

光触媒を使ったコーティングの手法が光触媒コーティングと呼ばれています。

では、抗菌コーティングとは何でしょうか。

抗菌コーティングとは、菌やウイルスを殺すのではなく、すでに存在する細菌やウイルスが増えないようにするコーティング加工のこと。

 

何もしないと細菌やウイルスは増え続け、感染のリスクが高まります。

そうならないために、一定の効果を期待できるでしょう。

 

抗菌コーティングの薬剤には色々な種類があります。

例えば、

・数種類の薬品を組み合わせた薬剤

・光触媒の粒子を小さくした薬剤

・光が無くても効果を発揮する薬剤

などです。

 

3.急増!抗菌コーティング関連サービスの実情


色々な種類がある抗菌コーティング。

業者やメーカーごとに使用しているコーティング剤は違いますが、目的は同じです。

 

「菌やウイルスの増加を抑えること」

 

新型コロナウイルスの感染拡大により、人が集まる場所、いわゆる三密での衛生管理が重要になりました。

理由は、感染経路が主に飛沫感染と接触感染と言われているからです。

 

具体的には、くしゃみや咳などで空中に浮遊したウイルスが壁やテーブルなどに着地します。

着地した場所を他の人が触り、そこから感染が広がると指摘されています。

 

壁やテーブルに抗菌コーティングがされていれば、

菌やウイルスが着地しても増加することを抑える効果が期待できます。

 

感染の広がり方は、新型コロナウイルスだけではなくインフルエンザウイルスも同様です。

学校のクラス内でインフルエンザが流行し、学級閉鎖になることをイメージすると分かりやすいかもしれませんね。

 

このように感染拡大を防ぐ方法の一つとして、抗菌コーティング関連サービスが急増したと考えられます。

ただし抗菌は、あくまでも「菌やウイルスの増加を抑える」だけ。

菌やウイルスそのものを殺し、無毒化するためには殺菌消毒が必要です。

 

近年、関心が高まっている”社内(室内)の隅々まで細菌やウイルスを殺滅できる方法”とは?

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4.光触媒の仕組み

 


 

次に光触媒の正体を探っていきましょう。

 

光触媒とは、

物質が光を浴びることによって起こす化学反応です。

 

光触媒のパワーを身近なことに例えてみます。

こんな経験はありませんか?

 

・洗濯物や布団を太陽の光に当てて干す

・金魚の水槽の水は汲み置いた水を使う

この例では、

物質(=洗濯物や水槽の水)が太陽の光(=紫外線)を浴びることによって、こんな効果が期待できます。

 

・洗濯物や布団を陽に当てて干すと、紫外線によって抗菌の効果が期待できる

・金魚の水槽の水を汲み置くと、紫外線によって塩素が分解され、金魚が住みやすい水になる

 

つまり、もともと太陽の光(紫外線)には、抗菌パワーや塩素を分解するパワーがあるということ。

太陽の光パワー、恐るべし!

 

そして、太陽の光パワーをさらに強力にしてくれるのが「光触媒」なのです。

 

光触媒は、太陽の光がもつパワーを増幅したり、加速化したりしています。

光のパワーを加速化させる「触媒」という視点から、「光触媒」と呼ばれているそうです。

 

触媒の正体は、「酸化チタン(二酸化チタン)」です。

酸化チタンが太陽や蛍光灯などの光を受けると強力な酸化力が生まれます。

この酸化力が光のパワーを加速させて有害物質や細菌などを分解・消去するという効果が期待できます。

 

 

5.光触媒の5つの効果


 

次に、酸化チタンの酸化力を使った光触媒の5つの効果を紹介します。

 

効果① 水質浄化

水中に溶けているテトラクロロエチレンやトリクロロエチレンなどの揮発性有機塩素化合物を分解除去して、きれいな水をつくることができます。

この効果は、金魚の水槽の水を汲み置くときに使われます。

 

効果② 防汚

表面についた油分を分解することによって汚れるのを防ぐことができます。

 

効果③ 抗菌

強力な分解力によって、表面に接触してくる細菌を殺し、その死骸をも分解することができると言われています。

洗濯物や布団を太陽の陽に当てて干すときに活用される効果です。

 

効果④ 脱臭

アセトアルデヒド、アンモニア、硫化水素などの悪臭を分解してくれます。

 

効果⑤ 大気浄化

ホルムアルデヒドなどの有害物質を除去することで大気をクリーンにすることができます。

 

ちなみに、光触媒以外でも酸化チタンは私たちの身近な所で活用されています。

例えば、化粧品、歯磨き粉、塗料など。

白色の顔料として使われてきました。

 

参照:株式会社 光触媒研究所「光触媒とは?」

http://www.photocatalyst.co.jp/toha/toha.htm

 

 

 

6.光触媒が新型コロナに効果あるって本当?


 

私たちの生活に有効活用できる光触媒。

 

「光触媒は、新型コロナウイルス対策に効果がある」

という意見について考えていきましょう。

 

光触媒工業会の検証によると、

 

“光触媒による酸化分解は、ウイルスの種類にかかわらず効果を発揮することが期待できる”とのこと。

 

詳しく解説していきましょう。

ウイルスは大きく分けて下の2種類に分類されます。

 

・エンベロープを持つウイルス(新型コロナウイルス、インフルエンザウイルスなど)

・エンベロープを持たないウイルス(ノロウイルス、アデノウイルスなど)

 

光触媒工業会の検証によって光触媒は、エンベロープを持つ・持たないに関わらず

抗ウイルス効果を発現することが確認されています。

 

しかし、注意したいのは

①空間を漂うウイルスを不活化する効果は期待できないこと。

壁や家具など光触媒を吹き付けた表面だけで、抗ウイルス効果を発揮します。

 

全てのウイルスあるいは特定のウイルスに対する効果を保証するものではないこと。

光触媒の抗ウイルスの効果は、指標となるバクテリオファージQβ(NBRC 20012)への効果を評価したものであり、ウイルス全般への効果を期待できますが、全てのウイルスあるいは特定のウイルスに対する効果を保証するものではありません。

 

以上の検証結果を踏まえると、

「光触媒は、新型コロナウイルス対策に効果がある」

と言い切ることは難しいと考えます。

光触媒が新型コロナウイルス感染症に効果があるかどうか、については様々な検証結果が出されています。

最新情報をチェックすることをオススメします。

 

参照:光触媒工業会「新型コロナウイルスに対する光触媒抗ウイルス効果の考え方について」

 

7.光触媒コーティングのメリット・デメリット


ここまで、光触媒が光を浴びることで抗ウイルス効果を発揮するとお伝えしてきました。

 

では、光触媒コーティングとは具体的にどのようなものでしょうか?

メリットとデメリット、デメリットを解消する方法についても解説していきます。

 

光触媒コーティングとは、

液体に加工した酸化チタンを壁などに吹き付ける施工を言います。

 

もともと粉末だった酸化チタンをコーティング用水溶液に特殊加工し、

そのコーティング剤を外壁、室内、ガラスなどに吹き付けていきます。

 

【メリット】

屋内で、壁紙や天井などに光触媒コーティングすることで、

嫌なニオイ、黄ばみ、雑菌、ウイルスやカビ菌などを分解します。

「光触媒の5つの効果」でお伝えした効果が期待できます。

 

光が当たり続ける限り、継続してその効果を発揮します。

 

屋外では、外壁やガラスにコーティングすると、

汚れ防止、雨染み抑制効果で長期に渡り美しい外観を維持します。

 

【デメリット】

光が当たらない又は光が弱い場所では、その効果が弱くなってしまうことです。

 

具体的には、

・日当たりの悪い北側の壁面(とくに、凹凸の多い壁面)

・トイレや洗面、風呂場の壁面

・下駄箱の中

・クローゼットの中

・北側の風通しの悪い部屋

 

などでは効果が弱まってしまいます。

光が当たらない場所で効果が弱い光触媒…。

 

せっかく光触媒コーティングをしても、

光が当たらなかったら意味がないの?

 

いいえ、デメリットを解消する方法があるんです。

実は、光が弱い場所でも光触媒コーティングと同等の効果を発揮する施工方法があります。

 

その名も「無光触媒コーティング」

名前からすると、光触媒じゃないよね?

なんて感じるかもしれませんが、その特徴をよく読んでいただければ分かります。

 

「無光触媒コーティングの謎」は、除菌消毒コラム⑬:光が要らない無光触媒?をご覧ください。

 

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